続かない勉強への対処法 「塗り絵勉強法」

・「勉強時間」をもっと確保したいと考えている方。
・自分の「勉強時間」をきちんと把握したい方。
・勉強法について変わるきっかけをつかみたい方。

この記事は、そんな疑問を抱いたことのある人のために書いています。

こんにちは!!

教育系ブロガーの陽です。

元塾講師の知見を活かして本ブログでは、数ある勉強法や手法について記事を書き進めていきます。

今回は、「塗り絵勉強法」です。

☆今日のポイント
・勉強では、やる気を引き出すための仕組み作りが少ないため熱中することができない。
・方眼紙とマーカー数本あれば始められる「塗り絵勉強法」は、勉強時間の可視化によりモチベーションの維持と現状の把握に繋がるため勉強においてとても有用である。

・ダイエットでは、記録するだけで2倍の減量に成功したという研究結果があり、勉強に応用した手法が「塗り絵勉強法」である。
・「塗り絵勉強法」の記録には、作文用紙を使うのがおススメ。

続かない勉強への対処法 「塗り絵勉強法」

勉強へのやる気が持続しない…

これは、良くない傾向…なんとかならないものですか!?

気分によって勉強の進捗がおぼつくことは誰しもが経験するよね。

今回は、勉強への継続力という点で「塗り絵勉強法」という手法を紹介するよ!!

塗り絵なんてなんだか楽しそうですね!!

もちろん!!

楽しみながら学べたら、最高でしょう!?


目次

ゲームには熱中できるのに、勉強では熱中できない理由

ゲームにはまったという経験は、誰しもにあるのではないでしょうか。

実は、ゲームへのやる気は、脳から絶えず分泌されるドーパミンというホルモンが関係しています。

このドーパミンが適度なタイミングで分泌されるように作られているため、私達はゲームに楽しさを感じ時間を忘れ熱中しています。

例えば、ゲーム内で敵を倒すと経験値がもらえ、レベルが上がります。

これは、数字も伴うとても分かりやすい例です。

他にも、困難を乗り越えアイテムを入手したり、新しい技を覚えるなどやる気を促進させる仕組みは数多くあります。

多くの研究を参考に、夢中にさせる仕組み作りがゲームには施されているため、ゲームはやる気を持続させるための研究の集大成と言えるかもしれません。

しかし、こと勉強に関して言うと半年や一年など長期的な目標になりがちなため、達成感をなかなか得られずにやる気の継続が難しくなってしまいます。

勉強には、やる気を引き出すための仕組みが少ないためゲームとは異なり熱中することができないということになります。

☆ポイント
・やる気の持続にはドーパミンという脳内ホルモンが関係している。
・ゲームには、ドーパミンを出すための仕組み作りが研究を参考にされている。
・勉強では、やる気を引き出すための仕組み作りが少ないため熱中することができない。

どこかゲームと勉強は違うものと理解していましたが、熱中するための仕組み作りさえできれば容量は同じなのかもしれませんね。

勉強≒ゲームと考えられたら、どれくらいの人が救われるだろうね…。

勉強のゲーム化 「塗り絵勉強法」とは!?

続かない勉強を乗り越えるための仕組み作りの一つに「勉強時間の記録」が挙げられます。

そして、おススメの「勉強時間の記録」の方法が「塗り絵勉強法」です。

本手法は、とある京大生により開発されました。

やり方はとてもシンプルです。

まず、方眼紙と勉強したい科目分のマーカーを用意します。

高校受験生であれば、国語=緑、数学=青、英語=赤といった具合に勉強したいジャンルごとに色を決めます。

方眼紙の一マスは、15分の勉強時間を表します。

方眼紙の一マス目に今日の日付を記入し、そこから塗り絵がスタートします。

例えば、数学を30分勉強したなら青で二マス分塗りつぶします。

その後、英語を1時間勉強した場合は、その横を赤で四マス塗りつぶします。

マス目を塗っていることや、自分の進捗を見直すことでさながらゲームでレベルアップをした時のように達成感を感じることができるでしょう(レベル上げかも知れません)!!

老若男女問わず、思い立ったらすぐ始められるのも魅力の一つです。

気軽に始められ、コストも気にする必要もないので、ぜひあなたの学習習慣に加えてみてはいかがでしょうか。

☆ポイント
・「勉強時間の記録」の有用な手法に「塗り絵勉強法」がある。
・「塗り絵勉強法」は、方眼紙とマーカー数本あれば始められる。
・誰でも思い立ったらすぐ始められる手軽な勉強習慣である。

簡単かつ効果的なんて最高の勉強習慣ですね。

勉強以外の行動にも応用は可能だからも覚えておいて損はない手法だね。

科学的にも優れている「塗り絵勉強法」のメリット

アメリカの3大健康保険システムの一つでもあるカイザーパーマネントが行った研究では、記録をつけるだけでダイエットが成功しやすくなることが証明されています。

ダイエットと言うと、勉強と同じくらいに継続が困難な事柄ではないでしょうか。

1,700人を対象に行われた調査によると、摂った食事の内容を記録した被験者は記録を取らなかった被験者と比較して”2倍”の減量に成功したことが分かっています。

もし同じことが勉強にも同様に言えるとするなら、「塗り絵勉強法」を実践することで貴方の勉強時間は”2倍”になります。

記録した被験者は、自分がどれくらい食べているのかを把握することで改善につなげることができました。

記録することで自分が目標をどれくらい達成できたかもしくは、できなかったかを把握することができました。

勉強でも自分への評価が甘くなりがちことが多々あるのではないでしょうか。

「塗り絵勉強法」では、学習した分だけ方眼紙が色とりどりに塗られていくため、色の分だけ自分の学習への努力が一目瞭然になります。

同時に、色の偏りから勉強への学習量の度合いを測ることができます。

この勉強時間の可視化が勉強へのモチベーションの維持と現状の把握に繋がるわけです。

記録をつけるだけで成果が出るのならば実践しない手はないのではないでしょうか。

☆ポイント
・ダイエットでは、記録するだけで2倍の減量に成功したという研究結果がある。
・「塗り絵勉強法」は、勉強においてダイエットの記録と同じような効果を期待することができる。
・「塗り絵勉強法」は、勉強時間の可視化によりモチベーションの維持と現状の把握に繋がる。

研究においても記録することが有効なことが分かっているんですね。

2倍の成果という研究結果には驚かざるを得ないよね。

【実録】この点だけ気をつけて… 「塗り絵勉強法」の注意事項

「塗り絵勉強法」のメリットは、とても大きいです。

筆者自身も「塗り絵勉強法」を活用し、色々な学習に着手し達成してきました。

しかし、一回だけ「塗り絵勉強法」が効果を発揮していないと感じた場面があったので、その点を記載したいと思います。

筆者が「塗り絵勉強法」で成功できなかった時、勉強時間の記録として、「方眼ノート」を使用していました。

たくさんマス目を塗りつぶすことが出来、勉強時間も伸びるだろうと期待を寄せていたわけです。

また、持ち運びに便利だからいつでも記載できるため、モチベーションの持続につながるとも考えていました。

しかし、「方眼ノート」を使った「塗り絵勉強法」は失敗に終わってしまいました。

理由は、大きく二点あります。

一点目は、完了への達成感を感じにくかったことです。

「方眼紙」なら、一枚完了時に大きな達成の感覚が味わうことができます。

しかし、「方眼ノート」だと一冊が途方もない量になるのでなかなか完了への喜びにはつながらなかったからです。

マス目を塗ることもしだいに作業化していったような気がします。

二点目は、見る回数自体が少なくなったということです。

ノートを開くのは簡単なことではありますが、若干手間がかかります。

もちろん、回数が増えればコストの総数は大きくなります。

勉強ごととなればけっこうなコストとなっていたでしょう。

次第に勉強時間への意識が薄くなっていったように感じます。

以上の2点が理由で、「塗り絵勉強法」において「方眼ノート」を使うことは勉強の成功の阻害要因になると筆者は考えています(もちろん方眼ノートでもうまくいく人はいるはずですが、経験からおススメはしません)。

☆ポイント
・「塗り絵勉強法」で「方眼ノート」を使うと、達成感が得られづらい。
・「塗り絵勉強法」で「方眼ノート」を使うと勉強時間を見返す回数が少なくなる。
・「塗り絵勉強法」において「方眼紙」ではなく「方眼ノート」を使うのは避けたほうが良い。

「塗り絵勉強法」と「方眼ノート」は相性が悪いんですね。

筆者の体験談らしいから全ての人がやりづらさを感じるとは限らないけどね。


「塗り絵勉強法」で使うのは、「作文用紙」がおススメ

実は、「塗り絵勉強法」で使う文具は、「作文用紙」がおススメです(方眼紙でも方眼ノートでもありません)。

まず、「作文用紙」ならば、筆者が抱いた「方眼ノート」の失敗にもはまらずに済みます。

さらに、誰もが手にしたことがある文具のため用意するのも非常に簡単です(使う方向に注意!!)。

また、「作文用紙」ならばマス目の数が決まっているため勉強時間の把握が容易になります。

一マス「15分」として塗っていくと、ちょうど一枚達成でで「100時間」になるのも良い目標ラインになるのではないでしょうか。

人間は、制限時間があるほうが高い集中力を発揮できます。

夏休み最後の日の集中力には、凄まじいものがあるのを誰もがご存じなのではないでしょうか。

この心理状況を「塗り絵勉強法」にも応用するわけです。

一枚もしくは、半ページを達成するという時間制限(目標)を掲げて勉強を進めていくときっと勉強の効率がうなぎ上りになるはずです。

勉強の科目にばらつきが出ないように教科ごとに「作文用紙」を作っておくとまんべんなく勉強できるのでおススメです。

そして、「作文用紙」を目につくところに貼っておくといつでも勉強時間を見直せるのでさらにおススメです。

以下参考例です!!

☆ポイント
・「作文用紙」なら、用意するのに手間がかからない(購入するとしても安価)。
・マス目の数が決まっているため勉強時間の把握が容易。
・一マス「15分」として塗っていくと、一枚達成で「100時間」になる。

「作文用紙」なら手ごろだしすぐ始めることができますね!!

「15分」計算でちょうど「100時間」になるのも使い勝手がいいですね。

マス目の数が決まっていて勉強時間を把握しやすいのは大きなメリットだね。

一教科に「100時間」やれれば、理解度は格段に上がるだろうね。

最後に今日のポイントをもう一度おさらいして記事を締めくくりたいと思います。

☆今日のポイント
・「塗り絵勉強法」は、勉強時間の可視化によりモチベーションの維持と現状の把握に繋がるため勉強においてとても有用である。
・ダイエットでは、記録するだけで2倍の減量に成功したという研究結果があり、勉強に応用した手法が「塗り絵勉強法」である。
・「塗り絵勉強法」の記録には、作文用紙を使うのがおススメ。

参考URL

以下の情報を参考に記事を執筆いたしました。

https://www.youtube.com/watch?v=GpowViccdFY&list=PLR-Osv_5fxEHZqVF25j0QkQ-idkCOMLsh&index=44
https://www.youtube.com/watch?v=KY5XOG6rTks&list=PLR-Osv_5fxEHZqVF25j0QkQ-idkCOMLsh&index=1
https://jamesclear.com/habit-tracker
https://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080708080738.htm
https://www.sciencedaily.com/releases/2008/07/080708080738.htm
https://studyhacker.net/columns/houganshi-nurie-benkyou
https://www.youtube.com/watch?v=MddqOyJuG4g&t=530s

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