では、今回はもっとも効率が良いとされているとっておきを伝授しましょう。
場所法とは・・・⁉
記憶術には、語呂合わせやストーリー暗記などの様々なテクニックがありますが、その中でも「場所法」が最も効果的であることが、多くの論文や研究によって明らかにされています。
場所法は、記憶する対象をある場所に結びつけることで、記憶を定着させる記憶術です。
たとえば、学習したい単語を自分の部屋の家具と結びつけるといった具合に、想像力を使ってイメージを作り出します。
このイメージを思い出すことで、記憶を呼び起こすことができます。
「場所法」をマスターすることで、学習する際に必要な情報を簡単に覚えることができるようになります。
そして、自分自身が何かを教える際にも、より効果的に伝えることができるようになるでしょう。
記憶力コンテストなどで優勝する人は、「場所法」を必ず使っていると言っても過言ではありません。
実際に、多くの研究や論文によって、場所法が最も効果的な記憶術であることが明らかにされています。
「場所法」の根底にある考え方は、人間の記憶が場所に紐づくということです。
この考え方は、誰でも利用できる汎用性の高いものであり、幅広い分野で応用が可能です。
例えば、いつも座っている席の周りに誰がいるかを覚えていたり、自分が見ている光景の中にあるものが場所と紐づいて自然に思い出されることがあるのです。
「場所法」をマスターすれば、何かを学ぶ際の理解度や記憶力を向上させることができます。
多くの人々にとって「場所法」は非常に有用な記憶術なのです。
☆ポイント
・最も効果の高い記憶術として「場所法」が挙げられる。
・「場所法」は、記憶する対象をある場所に結びつけることで、記憶を定着させる。
・「場所法」は、人間の記憶が場所に紐づくという性質を利用している。
旅行の思い出は幸福度を高めると言われていますが、「場所法」との相性が良いからかもしれませんね。
「場所法」 練習ー準備
まず、あなたが住んでいる家を思い浮かべてください。
そして、家に玄関から入るということを想像します。
ドアを開けると、玄関があるので、「玄関=場所①」とします。
場所①を起点として以下のように場所を設定してみます。
・ トイレ=場所②
・ クローゼット=場所③
・ シャワー室=場所④
そして、この順序にめぐる様子を頭の中で想像します。
また、たどる順序を頭に刻み込みます。
場所と辿る順序が決まれば、後はそこに物を置いていくだけです。
☆ポイント
今回は、以下のように場所を設定する。
・ 玄関=場所①
・ トイレ=場所②
・ クローゼット=場所③
・ シャワー室=場所④
いきなり実践なんて緊張しますね。
「場所法」 実践ー練習
以下のものを前項で設定した場所と関連付けて覚えてみましょう。
まず、玄関にリンゴを置きます。
「場所法」ではおおげさに想像することが大事です。
数をめちゃくちゃ多くしたり、見たことのないくらいの大きさにしたりすると捗ります。
自分の印象に残る形で想像を働かせてリンゴを置いてあげましょう。
例えば、ドアを開けたら天井に届きそうなくらい大きなリンゴが待ち構えていた…ような感じです。
次に、トイレにクリスマスツリーを置きます。
この二つを突っ込みどころが多いようなイメージで置いてあげます。
今回は、トイレの便座の中からクリスマスツリーが生えているところを想像してみましょう。
トイレにクリスマスツリーがあるだけでも嫌な印象を受けるのに、便座から生えていたら、それはもう一つの事件です。
引っこ抜きたくもないし、触りたくもない、けど、何とかしないと用はたせない。
そんなシーンを頭の中の光景として思い浮かべましょう。
次に、エナジードリンクをクローゼットに置きます。
クローゼットまで移動し、クローゼットを開けます。
すると、エナジードリンクがあるのですが、ここでも印象に残るようにエナジードリンクを置いてあげましょう。
例えば、以下のような感じです。
・クローゼットを開けると、エナジードリンクがなん十箱も箱買いしてあった
・クローゼットを開けた途端、ドバーッとエナジードリンクが流れ出てきた
・クローゼットを開けると、エナジードリンクの水鉄砲が作動した
最後は、ピカチュウです。
シャワー室とピカチュウであなたはどんな想像をしましたか。
湯船にピカチュウが使ってのほほんとしているイメージでもいいですし、今にも10万ボルトを放ちそうなイメージでも構いません。
イメージができれば、あとはそこをたどっていくだけです。
場所とイメージで覚えたい事柄が簡単に覚えられます。
今回は、4つだから簡単に覚えられたかもしれませんが、このやり方に慣れれば40、50という大量の事柄を覚えることが可能です。
用意する場所の数を増やしてどの順番で物を置いていくかをあらかじめ準備しておけば、覚えたい事柄のリストと紐づければ容易にに覚えることができるでしょう。
場所は自分になじみがあるところを設定することががおススメです。
家だったり、通学路だったり、スタート地点も自分が覚えやすいもので作ってみましょう。
☆ポイント
・記憶に残りやすいよう大げさに想像することが「場所法」では重要である。
・場所と覚えたい内容を順序に気を付けて覚えていくと「場所法」が身につく。
・場所の数を増やすことで大量の事柄の記憶が可能である。
参考文献
・https://www.youtube.com/watch?v=VXMo_FJ234I&list=WL&index=3
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