マンダラチャート・マインドマップ・トヨタの「なぜなぜ分析」の類似点

前回、マンダラチャートの説明を聞きましたが類似している目標作成の手法はほかにもありましたよね⁉
では、目標を作成するために効果的な手法をマンダラチャートと比べながら3つ紹介しましょう。
目次

マンダラチャート 大谷翔平選手

メジャーリーグで大活躍をしている大谷翔平選手がマンダラチャートを使って夢をつかんできたという話は有名です。

彼は、高校生の時からマンダラチャートを使い、夢を現実のものへとしてきました。

大谷選手の場合、中央に「ドラフト1位で8球団に指名される」という目標を設定しマンダラチャートを作成していました。

そして、周りの8つのますに以下の項目を据えています。
・体づくり
・コントロール
・切れ
・メンタル
・球速160㎞/h
・人間性
・運
・変化球

体づくりやコントロール、変化球といったアスリートに必要な項目もありますが、特に、急速球に関しては150㎞/hでもすごいのにそれをさらに凌ぐ160㎞/hを目標に据えているところから向上心の高さがうかがえます。

中でも、運に着目しているのは興味深いところです。

自分の努力だけではどうしようもならないのが運ですが、それすらも味方につけるにはどうすればよいか考えていたのは面白いです。

そして、運を高めるために以下のことを考えました。
・挨拶
・ゴミ拾い
・部屋掃除
・道具を大切に扱う
・審判さんへの態度
・プラス思考
・応援される人間になる
・本を読む

☆ポイント
・大谷翔平選手は、マンダラチャートで自分の未来を具体的に考え、実行に移し夢をつかんできた。

大谷選手もマンダラチャートを活用していたなんて驚きです。
彼のすごいところは一つ一つ愚直に行動に移し夢をつかんだことと、自分ではどうしようもないことすら味方につけようと考えたことだね。

マインドマップとマンダラチャートの違い

マインドマップとマンダラチャートは、アイデア発想や目標達成に役立つ手法の一つです。

両者にはそれぞれ特徴がありますが、この文書ではマインドマップとマンダラチャートの違いについて詳しく説明します。

まず、マインドマップはある意味自由で、数に制限がありません。

思いついたことを書き出していくことができます。

中心から分岐していくような形で、アイデアを可視化していくのが一般的です。

マインドマップのメリットは、アイデアを自由に書き出せること、関連性を見つけやすいこと、そして視覚的に見やすいことです。

ただし、アイデアが増えすぎると整理が難しくなるというデメリットもあります。

一方、マンダラチャートは8つという制限があります。

最初の2つや3つは書けますが、4つ目や5つ目からは書けなくなります。

これは、8つの制限を設けることで、より深く考える必要が生じるためです。

マンダラチャートは、中心に目標を書き、周りにその達成に必要な要素を書き出していきます。

外側の枠には、具体的な行動を書き込んでいきます。

マンダラチャートのメリットは、目標や行動が可視化されること、強制力が働くこと、そして達成までの道筋を細分化できることです。

マインドマップとマンダラチャートの違いは、自由度と制限にあります。

マインドマップは自由度が高く、数に制限がありません。

一方、マンダラチャートは8つという制限がありますが、その制限を設けることで深く考える必要が生じ、強制力が働きます。

どちらの手法も、アイデア発想や目標達成に役立つので、状況に合わせて使い分けることが大切です。

☆ポイント
・「マインドマップ」と「マンダラチャート」は、アイデア発想や目標達成を考える手法の一つである。
・自由度と制限という点で「マインドマップ」と「マンダラチャート」の違いがある。
・「マインドマップ」と「マンダラチャート」を状況に合わせて使い分けることが大切。

ケースバイケースといいましたが、それぞれ適している場面を教えてほしいです。
「マインドマップ」がアイデア発想に、「マンダラチャート」が目標達成を考える場合に適していますよ。

トヨタの「なぜなぜ分析」とマンダラチャートの共通点

トヨタの「なぜなぜ分析」とマンダラチャートには共通点があります。

両者ともに、ある目標を達成するために必要な要素を可視化するための考え方です。

トヨタの「なぜなぜ分析」では、原因を追究するために「なぜ」を5回繰り返します。

この過程で、何度も繰り返し深堀することで、原因が明確になります。

しかし、深堀には時には苦しくなることもあります。

それでも、本質をつかむためには深堀が必要であり、思考を途中で止めずに深堀ることが大切です。

深堀しないと、ありきたりの発想に終わってしまいます。

マンダラチャートも、目標を達成するために必要な要素を可視化するための考え方です。

中心に目標を書き、周りにその目標達成に必要な要素を書き込みます。

外側の枠には、具体的な行動を書き込みます。

マンダラチャートのメリットは、目標や行動が可視化されること、強制力が働くこと、そして達成までの道筋を細分化できることです。

マンダラチャートを作成する際にも、深堀が必要になります。

何度も項目を追加し、具体化していくことで、目標達成に必要な要素を見つけ出すことができます。

このように、トヨタの「なぜなぜ分析」とマンダラチャートには共通点があります。

両者とも、目標達成に必要な要素を深堀して可視化することが大切であり、そこに本質があるとされています。

深堀することで、目標達成のための具体的なアクションプランを作成することができます。

また、達成までの道筋が明確になるため、モチベーションを維持することもできます。

両者を組み合わせることで、より効果的な目標達成が可能になるでしょう。

☆ポイント
・トヨタの「なぜなぜ分析」とマンダラチャートも、目標達成に必要な要素を深堀して可視化できる点で共通している。
・目標達成に必要な要素を深堀することで、目標達成のための具体的なアクションプランを作成することができる。
・両者を組み合わせることで、より効果的な目標達成が可能になる。

トヨタの「なぜなぜ分析」とマンダラチャートの違いはどこにあるのでしょうか。
1つの項目に対する「深堀の度合い」と、「多角的に考えられるか」という点で違いがありますね。

参考文献

https://www.youtube.com/watch?v=yNidItGZNWg&list=WL&index=1
https://www.youtube.com/watch?v=g3T99_9UR44&t=413s

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