効率的な勉強手法 アクティブリコール

「アクティブラーニング」が重要と聞いたのですが具体的にどうすればよいのですか⁉
「アクティブラーニング」とは、能動的に学ぶ姿勢を指すことが多いです。
では、今回はより具体的な手法である「アクティブリコール」について解説します。
目次

勉強における勘違い

効率的な勉強手法として覚えておきたいのが、アクティブリコールです。

何だか難しい言葉ですが、簡単に言えば「勉強したこと、覚えたいことを能動的に思い出す(アウトプットする)こと」がアクティブリコールです。

実は、今まで何百という研究から、何かを記憶するためには、それを思い出す作業(脳みそから取り出す作業)が非常に重要だということが明らかになっています。

多くの人は、勉強方法としてできるだけインプットを多くすること、本をたくさん読むこと、講義をたくさん聞くことなど、インプットの量を高めることが重要だと考えています。

しかし、このようなインプットによる勉強方法だけでは、効率が悪いことが明らかになっています。

したがって、勉強方法を改善するためには、アウトプットも行うことが必要です。

アウトプットとは、自分自身で学んだことを実践し、他人に伝えることです。

アウトプットにより、自分の知識を深め、定着させることができます。

さらに、アウトプットを通じて、自分が理解しているかどうかを確認することができ、不足している知識を補完することができます。

以上のように、勉強方法を改善するためには、インプットだけではなく、アウトプットも行うことが大切です。

アウトプットを通じて、自分自身の学習を促進し、知識を深め、定着させることができます。

学習というのは、「思い出すこと」「アウトプットすること」が決定的に重要になります。

しかし、勉強した内容を思い出す作業は、「覚えたことを確認するための作業=学習の効果を判定する作業」だと勘違いしている人もいます。

☆ポイント
・よく知られているインプットの勉強は、効率が悪いことが研究により判明している。
・アウトプットにより、自分の知識を深め、定着させることができる。
・アウトプットを「学習の効果を判定する作業」と勘違いしている人が多くいる。

友人で、テストで力試しにするのを先延ばしにしている人が多くいます。
実にもったいないね。
小テストなどをたくさん繰り返して知識が血肉となっていくのを忘れないでくださいね。

アクティブリコールの有用性を証明する実験

実は、数々の研究から、思い出す作業、アウトプットすることこそが、記憶を定着させる効果的な方法だということが分かっています。

アクティブリコールの効果に関する研究で有名なものとして、科学雑誌「サイエンス」に掲載されたものがあります。

この研究では、80人の大学生を4つのグループに分けて、学習効果を調べました。

1回だけ勉強するグループ、繰り返し読んで勉強するグループ、概念マップを使って勉強するグループ、そして、学んだことをできるだけ思い出す(アクティブリコールをする)グループを比較しました。

1週間後、内容についての試験、そして推論問題を解いてもらいました。

この研究では、勉強し終わった直後、1週間後に、どれぐらい自分が内容を覚えていると思うかを生徒に予想してもらいました。

その結果、一番効果がなさそうだと評価されたアクティブリコールが、一番効果が高いという驚きの事実が判明しました。

他にも、医学生を対象として行われた研究もあります。

この研究では、医学部1年生を対象に、神経学の病気について勉強してもらいました。

あるグループは講義を聞いた後、講義に関する資料で勉強してもらい、他のグループは、自分で練習問題を解いてもらうということをしました。

6ヶ月後に同じ試験を解いてもらうと、アクティブリコールをしたグループの方が正答率が高いという結果でした。

先ほど紹介した、2013年の「ダンロスキー教授」らによる論文でも、アクティブリコールに関して次のように結論付けられています。

以上のような科学的根拠に基づき、アクティブリコールの有用性が高いことが分かります。

☆ポイント
・数々の研究からアウトプットすることこそが、記憶を定着させる効果的な方法だと分かっている。
・実験では、一番効果がなさそうだと評価されたアクティブリコールが、一番効果が高い成績を残した。

アクティブリコールの効果は想像以上にあるのですね。
では、その実践方法について事象で解説しましょう!!

具体的なアクティブリコールの手法

アクティブリコールのアウトプット方法には以下のものが考えられます。
・練習問題やクイズを解く
・勉強したことをただ書き出す
・暗記カードを使う
・声に出す
・誰かに教えるふりをする

また、電車の中で、昨日学んだことをできるだけ思い出そうとするというのも立派なアウトプット勉強だと思います。

特に効果的なのは、教科書のある章や段落を読み終えたら、教科書を見ないで、覚えた内容を白い紙に書き出していくことです。

これは、チラシの裏とか、いらないプリントの裏、何でも構いません。

ノートとして残すわけではないので、綺麗に書く必要は全くありません。

できれば、書きながら声に出して、さらに誰かに教えているふりをしながらアウトプットすると効果が高いです。

そして、時間を置いて、またできるだけ思い出して書き出します。

この時、忘れていたら、また教科書を見直して、知識を確認します。

自分が覚えているかを試すアクティブリコールは、脳に負荷が多く抵抗感を感じる人もいるでしょう。

また、自分が覚えられていないかが分かって悲しくなるので、気が乗らないことがあると思います。

「嫌だな」と感じて、思い出し作業を避けたくなるかもしれませんが、頑張って取り組んでください。

「思い出すこと」が勉強なので、アウトプットを意識して取り組んでみてください。

☆ポイント
アクティブリコールのアウトプット方法には以下のものが考えられる。
・練習問題やクイズを解く
・勉強したことをただ書き出す
・暗記カードを使う
・声に出す
・誰かに教えるふりをする

難しいものを想像していましたが、すぐにでも実践できるものが多く驚きました。
「簡単かつ効果が高い」とくれば実践しない手はないですね!!

参考文献

https://www.youtube.com/watch?v=DDGVsAWgdYc&list=WL&index=2&t=1s

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