勉強効率を大幅に上げる「ツァイガルニク効果」とは!? 活用方法もあわせて解説
・勉強の効率を上げたい方。
・勉強したことがなかなか定着しない方。
・全然勉強が長続きしない方。
この記事は、そんな疑問を抱いたことのある人のために書いています。
こんにちは!!
教育系ブロガーの陽です。
元塾講師の知見を活かして本ブログでは、数ある勉強法の手法や幸福度、IQについて記事を書き進めていきます。
今回のテーマは、「勉強効率を大幅に上げるためのツァイガルニク効果の活用法」です。
「ツァイガルニク効果」とは何なのか!?
「ツァイガルニク効果」とは、人は完成されたものよりも未完成のモノの方が印象に残りやすく、興味を惹かれてしまうという心理効果のことを言います。
旧ソ連の心理学者ブルーマ・ツァイガルニクの実験により実証されました。
実験では、グループを以下の二つに分け簡単な課題(工作や計算問題など)をいくつか解いてもらいました。
・課題を最後まで行って次々とこなしていくもらうグループ
・課題を途中で強制的に終了しながら次の課題に移行するグループ
そして、すべての課題が終わった後にどんな課題があったのかを尋ね、その記憶度合いを比べました。
実験の結果、後者のグループの方が前者のグループに比べ、圧倒的に行った実験を記憶していたことが明らかになりました(おおよそ1.9倍)。
つまり、最後までやり切った課題よりも途中で打ち切られてしまった課題の方が記憶に残りやすかったと言えるでしょう。
脳のメカニズムは、達成されたことよりも達成できなかった事や中断されたことをより強く覚えるという特徴が明らかになりました。
学生時代の試験などで、「解けた問題よりも解ききれなかった問題の方が記憶に残っていた」という悔しい思いをした方は多いのではないでしょうか。
まさに、この悔しい思いこそが「ツァイガルニク効果」なのです。
私達の身の周りでも、「ツァイガルニク効果」は多く使われています。
例えば、ドラマやアニメでも盛り上がる展開まで来たのにもCMが流れたり、来週に続くというのは「ツァイガルニク効果」の応用です。
続きが気になり、幾度となく頭の中を反芻しまうというのは誰もが知ることではないでしょうか。
未完成のジグソーパズルを完成させたくなる心境にも近いものがある気がします。
また、試験後に解けなかった問題を「同じ轍は踏まんぞ」とばかりに重点的に復習した経験も多くの人にあるはずです。
つまり、課題が途中で終わったというモヤモヤした気持ちは次の行動を起こすスイッチにもなると言えます。
「ツァイガルニク効果」…何かの必殺技みたいですね。
しかも、「効果は抜群」なんですね。
今、ポケモンのこと考えてたでしょ!?
まぁ、「ツァイガルニク効果」を勉強に応用しない手はないよね。
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