知らず知らずのうちにIQが下がってしまう人の特徴
せっかく前向きにやっていても、何気ない行動でIQが下がってしまうのは嫌だなぁ…。
今日の記事はそんな疑問が解決できるはずだよ!!
・IQに関心がある方。
・IQを高く保ちたいと考えている方。
・IQを不必要に下げないため、日常生活を見直したい方。
この記事は、そんなことを考えている人のために書いています。
こんにちは!!
教育系ブロガーの陽です。
元塾講師の知見を活かして本ブログでは、数ある勉強法の手法・幸福度・IQについて記事を書き進めていきます。
今回のテーマは、「知らず知らずのうちにIQが下がってしまう人の2つの特徴」です。
知らず知らずのうちにIQが下がってしまう人の特徴① お金のことで悩んでいる
お金がないと日々思っている方や、お金のやり取りに頭を悩まされている方は、本来持っているIQの6割くらいしか発揮できていないことが分かっています。
2013年 ウォーリック大学の研究では、400人を対象に貧しさとIQの関係性に関する論文が発表されました。
本研究でのIQは年収とIQの相関ではなく、お金に困った時にIQにどのような変化が出るかということが調べられました
まず、対象の被験者の年収を調査しました。
そして、全ての被験者に自分の車が故障して修理が必要になったという場面を想像してもらい、その後にIQテストを行いました。
年収の高い人と低い人で車の修理という大きな出費が伴う場面でIQはどう変化するのかに焦点が当てられました。
当然ですが、年収700万の人と年収200万の人を比べると、後者の方が出費への恐怖心が大きくなるのは想像に容易いのではないでしょうか。
研究結果でも、年収200万の人は、年収700万の人に比べ車の修理という出費への恐怖心からIQが約40%低くなりました。
大きな出費は精神的苦痛を伴います。
その結果、IQに大きな負の影響が生じてしまうのです。
つまり、普段からお金についての悩みがある方は本来のIQを発揮できていないということになりそうです。
研究者は、IQ低下の原因を以下の二つと予測しています。
・認知機能をお金に割かれるため
・心のエネルギーを浪費するため
また、借金をすることは常にお金の呪縛に捉われIQが下がった状態が恒常化してしまうので絶対にしないようにしてください。
お金への不安への改善策 セルフアファーム
2014年、ワシントン大学の研究では、150人を対象に貧しい人の自己肯定感を高める一番手っ取り早い方法が検証されました。
お金への不安への改善策は、セルフアファームを行うことです。
セルフアファームとは、自分が過去に成し遂げたことを口に出すという手法になります。
セルフアファームを行ったグループと何もしないグループとでは、比較してIQに10ポイント差が生じたそうです。
セルフアファームを行うとお金がないという呪縛から解放される側面があると言えるでしょう。
例えば、「小学生の頃に徒競争で一番になった」などの好成績を口に出して言うだけでお金のストレスから逃れられ、IQは10ポイント上げられるといいます。
セルフアファームでは、成功体験を思い出し、自尊心を高めることが目的です。
セルフアファームの際に、思い出す成功体験はどんな内容でも構わないそうです。
自信を取り戻すことによってIQの低下を食い止めることにつながるのです。
特に、日本人は自己肯定感が低いと言われているのでセルフアファームを行った時の恩恵は研究結果よりも大きいのではないかと筆者は予測しています。
しかし、お金の不安を取り除いても出費が多いままでは根本の解決には至りません。
セルフアファームを行い、IQを良くした後で家計簿をつけ、生活費を見直すことで真の解決の糸口が見えてくるような気がしています。
自己肯定感を上げることは、「お金の不安」を緩和することにもつながるんですね!!
可能なら、セルフアファームを毎日行って自己肯定感を維持したいものだね。
知らず知らずのうちにIQが下がってしまう人の特徴② 肥満体型
肥満体型は、IQを低下させることが明らかになっています。
2021年グラナダ大学の研究では、肥満体系はIQの低下だけではなく、海馬の働きも鈍くするということが分かっています。
つまり、知能指数だけではなく、記憶力も悪くなるということです。
特に、小さい時の肥満体系とIQの関連が強く言われています。
肥満体型では、痩せている方と比べ、動くときに筋肉への血流量が多くなります。
そのため、脳への血流量が少なくなってしまい、IQの低下につながるのです。
体型の話なので、老若男女問わず当てはまります。
肥満体系への改善策① プチ断食(16時間断食)
「プチ断食」を簡単に説明するなら、「連続16時間の断食」と言えます。
南カルフォルニア大学の研究によると、断食には以下の二点の効果があることが分かっています。
・老化や腫瘍のリスクと関係すると言われる酵素PKA(プロテインキナーゼA)を減少させる
・血液や免疫系の生成に関わる造血幹細胞が活性化して新しい白血球が生み出され免疫系が活性化する
つまり、断食には体に溜まった有害物質や毒素を排出するデトックス効果や、免疫力を高める効果が期待できるのです。
研究チームによると、断食を三日間行うと体の古い細胞が一掃され新たな細胞が産生され始めると言われています。
しかし、本研究では数カ月に1度「連続三日間の断食」をしなければいけないとされています。
筆者は、一食なら何とかなりますが二食抜くとなると流石にこたえるものがあります。
「連続三日間の断食」となると間違いなく倒れるでしょう。
「連続三日間の断食」は、ハードルが高く易々と受け入れられるレベルのものではないのではないでしょうか。
そこで、「連続三日間の断食」の代替案として脚光を浴びているのが「プチ断食」です。
「プチ断食」は、何も食べない時間を連続で16時間作るというシンプルなものです。
夜8時までに夕食をすまし、翌昼の12時まで何も食べないようにすれば達成できます(水はOK)。
プチ断食(16時間断食)の効果
イリノイ大学の研究では、「プチ断食」を行ったグループと行わなかったグループを比較したものがあります。
その結果、「プチ断食」には以下の効果があることが確認されました。
・体重の減少
・血糖値改善
・活性酸素減少
また、研究で比較された以下のグループでは食事に制限時間を設けたグループでは総摂取カロリーが550カロリーも低かったことが判明しています。
①午後3時から午後7時の間だけ食べられるグループ
②午後1時から午後7時の間だけ食べられるグループ
③食事の制限がないグループ
また、食事の回数を3回と同じにし「プチ断食」の効果を検証した研究も存在します。
本研究では、以下の二つのグループに分けました。
・7時間の間に13時、16時、20時の計三回食事をするグループ
・12時間の間に8時、13時、20時の計三回食事をするグループ
その結果、前者の「プチ断食」を行ったグループの方が「体重減少」や「若返り効果」があったことが確認されています。
つまり、食べる量が同じでもただ食べない時間を設けるだけでメリットがあるという訳です。
また、「プチ断食」と運動を組み合わせるとさらに体重と体脂肪率が減少したということも判明しています。
しかし、プチ断食を18歳以下の方が行うことはお勧めできません。
なぜなら、18歳以下は朝食を抜くと逆に太ると言われているからです
2013年のペンシルベニア大学の研究では、朝食を毎日食べていない子供は、朝食を毎日食べている子供に比べIQが4.6ポイントも低くなるという研究結果が出ています。
18歳以下の方で肥満に悩んでいる方は、食事の内容を見直すことが解決策となりそうです。
肥満体系への改善策② 高脂肪食を避ける
ハンバーガー、スナック菓子などの高脂肪食を食べることは脳にとっては最悪と言えます。
2013年のブリルストン大学の研究では、高脂肪食や、高血糖食は、IQを低下させる原因になっているということが明らかにされています。
また、IQを低下させるだけではなく肥満の原因にも直結していることからダブルパンチと言えそうです。
ハンバーガーや、スナック菓子に悪影響があるというイメージは誰しもが持っていると思いますが、絶対に避けるべき食品と言えそうです。
高脂肪食を食べないようにするのが食生活を改善するための最重要ポイントと言えるでしょう。
「高脂肪食を避ける」ということは知っていましたが、「プチ断食」なんて手法もあるんですね。
健康効果が高いから肥満体系でなくとも、興味が注がれる手法だよね。
最後に、今日のポイントをもう一度おさらいして本記事の締めくくりとします。
参考文献
・https://www.youtube.com/watch?v=Np0ON47QiUM&list=PLR-Osv_5fxEGHQ1Ua7B_oJ_s_2QLpam7T&index=27
・https://www.youtube.com/watch?v=5SDhhfIuJNA&list=WL&index=2
・https://www.youtube.com/watch?v=alh-yKwDVpM&list=WL&index=1
・https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24905167/
・https://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131(20)30319-3
・https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27737674/
・https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnut.2020.625240/full
・Anandi Mani(2013)Poverty Impedes Cognitive FunctionScience 30 Aug 2013:Vol. 341, Issue 6149, pp. 976-980
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