【徹底解説】「最も幸福度が高まる」年収と、貯金額
・幸福度が最も高まる「年収」を知りたい方。
・幸福度が最も高まる「貯蓄額」を知りたい方。
・「お金」と「自由」を同時に手に入れる考え方
この記事は、そんな疑問を抱いたことのある人のために書いています。
こんにちは!!
教育系ブロガーのY&Aです。
元塾講師の知見を活かして本ブログでは、数ある「勉強法の手法」・「幸せ」・「IQ」について記事を書き進めていきます。
今回のテーマは、「最も幸福度が高まる年収と、貯金額」です。
お金は全ての悩みの最も根源の部分にあると言っても過言ではありません。
例えば、勉強に力を注ぐ理由が良い大学へ入って大企業へと就職したいという人は一定数います。
そして、その理由が安定的な収入もしくは、高収入だったりします。
また、社会人の方で毎日残業を頑張って仕事に励む人がいますが、収入のためという人も多いのではないでしょうか。
「金の切れ目が縁の切れ目」ということわざもあるくらいなので、人間関係にもお金は大きく関係してきます。
したがって、この世の悩みの大部分はお金に起因していると言えるわけです。
実は、お金に関する悩みが人間にとって最も根源的な悩みであるということが科学的にも証明されています。
2013年の研究では、貧しさのストレスを抱えるだけで人間のIQは40%も低下することが判明しています。
具体的にどれくらいのお金を持つと、最も幸福になれるのかを年収と貯金額別に分けて見ていきたいと思います。
最も幸福になれる「年収」
パドュー大学の研究では、64カ国170万人を対象に「収入と幸福度の関係」を調査しました。
研究の結果、幸福度の増大が頭打ちになる年収には3つのピークがあることが分かりました(以下参照)。
・悲しみや怒りなどのネガティブな感情の減少が止まる(年収約550万円)
・喜びや楽しさといったポジティブな感情の上昇が止まる(年収約660万円)
・自分が好きなことに十分なお金をかけることができ、ストレスを感じなくなる(年収約1210万円)
裏を返せば、年収が上がれば上がるほど幸福になれるという思いこみは間違いだと言えます。
一つ目の収入のピークは悲しみや怒りなどのネガティブな感情の減少が止まる年収です。
年収に換算すると、約550万円と言われています。
年収が550万円程度あると、最低限の衣食住はもちろん保障されます。
また、「お金がなくて明日からどうしよう」という日々の暮らしの心配を抱えるようなネガティブなお金の悩みとは決着をつけられると言えます。
二つ目の収入のピークは、喜びや楽しさといったポジティブな感情の上昇が止まる年収です。
年収に換算すると、約660万円と言われています。
逆に言うと、年収660万円をいくら上回ったとしてもポジティブな感情が増えていくわけではないということです。
そのため、年収660万円を達成しているのなら、周りとの人間関係や趣味などの点から幸福度を高める必要があると言えます。
三つめの収入のピークは自分が好きなことに十分なお金をかけることができ、ストレスを感じなくなる年収です。
年収に換算すると、約1,210万円と言われています。
1,210万円も年収があると、趣味にも好きな女性にもストレスなくお金を使ってあげることができるでしょう。
一方で、年収1,200万円以上を目指しても、お金からは幸せは得られなくなります。
つまり、本研究からはお金から得られる幸福感には限界があると考えることができます。
この点、私達の「稼げば稼ぐほど良い」という考えとは反しているのではないでしょうか。
実際大金を稼ぐためには日々相応の責任やプレッシャー、ストレスと戦う必要があります。
大企業や中小企業の社長は、たくさんのお金を稼いでいるかもしれませんが、社員の暮らしにも責任を持たないといけないため、プレッシャーが大きくなると言えるのです。
さらに、年収が高いとどうしても1人だけで生きていけるのでその結果、孤独に陥りがちになり、幸福度が下がるということも言われています。
ストレスなどの点を鑑みても、年収1,200万円が幸福度の頭打ちになるというわけです。
年収の3つのピークを知ることで、目指すべき指標が分かった気がします。
社会に出て働くようになったら、もう一度振り返って考えるといいよ。
きっと、今と見え方が違うはずだよ!!
最も幸福になれる貯蓄額
実は、「所得の多さ」よりも「貯蓄の多さ」の方が幸福度に強い相関があることが判明しています。
仮に大金を稼ぐ能力がないとしても、しっかりコツコツと貯蓄できてさえいれば、お金を稼いで散財している人よりも幸福は手に入れられるというわけです。
ハーバードビジネススクールとマンハイム大学が25歳以上のアメリカ人、1,025人を対象に貯蓄額と幸福度の相関について調査を行いました。
その結果、貯蓄額ごとに幸福を感じた人の割合は以下のようになりました。
・貯蓄額0円 29%
・貯蓄額210万円以下 34%
・貯蓄額210万円~1,055万円以下 42%
・貯蓄額1,055万円以上 57%
つまり、全体として貯蓄額が増えるにしたがって幸福を感じている人の割合も上昇していることが明らかになりました。
そして、本研究では、貯蓄額は1,000万円を境にある程度上昇は鈍化し、金融資産1億円あたりで飽和点に達することも分かりました。
つまり、貯蓄による幸福度の上昇は1億円がピークと言えます。
年齢にもよるかもしれませんが1億円あれば将来食いっぱぐれるような心配はしないで済みます。
より貯蓄額から幸福を感じたい方はまずは、貯金1,000万円を目指してみましょう。
そして、貯蓄額から最高の幸福を感じたいという方は貯金1億を目指してみましょう。
年収1,210万円以上と、貯蓄1億円以上は目指してもほとんど意味がないということです。
年収よりも、貯金額から得られる幸福度の方が、はるかに大きいので、手っ取り早く幸福度を上げたいのであればまずは貯金をしましょう。
幸福度が、「所得の多さ」<「貯蓄の多さ」という考えには納得です。
仕事がなくなってしまえば、所得もなくなってしまうけど、貯蓄があれば余裕が生まれるからね。
コメント