頭の良い人が使う思考法4選
勉強以外においても、知的に見られたいなんて考えたりするんですが…。
むしろ、勉強以外のことが私生活では重要視されるからね(笑)
この記事は、以下のような疑問を抱いたことのある人にはうってつけの内容になっています。
・周りから一目置かれる存在になりたい。
・自分の生活をより快適なものにしたい。
・自分の「思考法」の種類を増やしたい。
頭の「良い人」と「悪い人」の思考の違い
思考とは、成果を出すためのアクションにつながる重要な「道しるべ」になるものです。
頭の「良い人」は一つの物事に対し、仮説を立てたり考えられるリスクを想定できます。
つまり、広い視点で物事に取り組むことができます。
反対に、頭の「悪い人」は視野が狭く物事を見たままでしか受け取ることができません。
この捉え方の違いこそが施行の違いと言えます。
頭の「良い人」の思考は課題に対する答えが一つだったとしても解を導き出すまでのアプローチ方法がいく通りも存在します。
また、目の前の問題だけでなく広い視点で物事を見ることができるのでいくつものアプローチ方法から最善の選択が可能です。
頭の「悪い人」は自分の感情が中心なことが多いため、途中で道に迷ったりゴールにたどり着くまでに時間が掛かってしまいます。
皆さんは、マラソンをしている最中にコースから外れて遠回りしようとは思いませんよね。
頭の「悪い人」の思考法は絶えずコースから離脱してるような感じです。
また、自分のことしか見えていないので周りのことが把握できず他の人と足並みをそろえることができなくなってしまいます。
この差によって仕事ができるできないの是非に繋がったりするのです。
こんなにも、頭の良し悪しで考え方に違いが出るんですね…。
些細な違いかも知れないけど、人生においては大きな違いとなるよね。
頭の良い人の思考法① ロジカルシンキング
「ロジカルシンキング」を直訳すると、「論理的思考」です。
「ロジカルシンキング」とは、ものごとを論理的、体系的に整理し考える思考法です。
つまり、一つの事柄に対し抜けがなく、重複なく道筋立てて考えられます。
「ロジカルシンキング」に類似したものとして以下のようなものがあります。
「ロジカルシンキング」では、場面により使い分けながら問題を解決していきます。
「ロジカルシンキング」を使いこなせる人は、しっかりとした推論や検証のもとで論理的にものごとを解決していくため、説得力がありビジネスなどでは信頼を得やすくなります。
反対に、「ロジカルシンキング」を持てていない人は、目の前の問題ばかりに振り回され自分の感覚や感情で物事を解決しようとしてしまい、周囲の信頼を得ることができません。
具体的なビジネスシーンで考えるなら、次のような例が当てはまります。
会社のアルバイトがいつまで経っても失敗ばかりで全然役に立たないので、新しい新人を雇ってほしいと部下から相談があった。
では、上記の例について「ロジカルシンキング」で考えていきましょう
今回の問題点は、「アルバイトが失敗ばかりしてしまい業務に支障をきたしている」ことです。
「ロジカルシンキング」では、この課題を、職場環境の問題なのかそれとも該当するアルバイト個人の問題なのか細かい要素に分解していきます。
そして、それぞれの要素のどこが悪いのかを評価します。
次に、解決策をいくつか検討した上で最善と思われる解決策を選択します。
「ロジカルシンキング」の「オプション思考」の活用です。
比較検討した結果、該当アルバイトを再教育するよりも新人アルバイトを新規採用する結果になれば、後は決定をもとに同じ失敗を繰り返さないようマニュアルの見直しだったり、指導員の配置など職場の環境問題の対策も行っていきます。
「ロジカルシンキング」ができていないと、「あのバイトも頑張っていた」など感情的なことに捉われてしまいます。
感情論を排除するのは、一見非情にも思えますが、行動の意思決定には論理的な結果が何よりも重要になってきます。
もちろん、人事に関わることはその人の生活を左右したりすることもあるので伝え方や処遇についてはデリケートな問題であることが多々あります。
一方で、感情論に振り回されて生産性の低い人間を雇い続けるという非合理的な結論に至るのは本末転倒であると言えます。
「ロジカルシンキング」は日常の中で意識する事があります!!
気付けたこと、体系的に知れたことでさらに大きく前進だね。
頭の良い人の思考法② ラテラルシンキング
「ラテラルシンキング」とは、前例をなくし水平方向に発想を広げる思考法です。
水平思考とも呼ばれています。
様々な視点から物事を捉えるので、自由で新しいひらめきや発想を生み出すことができます。
どんな仕事においても時代の流れとともに新しいことが求められていくのが世の常です。
「ラテラルシンキング」を持つことができれば、幅広い視点でものごとを見ることで新しいアイディアを生み出していくことができます。
ですが、「ラテラルシンキング」を持つことができなければ、従来のやり方に捉われ成長せず進化もできません。
では、「ラテラルシンキング」もビジネスのシーンに当てはめていきましょう。
前述した「バイトが仕事ができない」といった同じ問題を想定し考えていきます。
「ラテラルシンキング」の場合は広い視点から物事を捉えるます。
・アルバイトはどのくらい仕事ができない人なのか
・そもそも部下の教え方はどうなのか
・他店で同じような問題が発生した場合はどのように解決しているのか
上記のことを把握してから問題を追求していきます。
そして、最終的に新しいアルバイトを雇う方が効率がいいのかそのアルバイトを指導する環境を整える方がいいのかを天秤にかけて選択していきます。
また、注意していただきたいのが「ラテラルシンキング」は「ロジカルシンキング」を否定するものではないということです。
両方とも使いようで、最初にまず「ラテラルシンキング」で自由な発想を生み出し、それから「ロジカルシンキング」で深く考えていくという選択もあります。
名前は知りませんでしたが、「ラテラルシンキング」が意味することは理解できます!!
「ロジカルシンキング」と「ラテラルシンキング」が使いこなせているだけで雲泥の差が出ることに間違いはないよ。
頭の良い人の思考法③ デザインシンキング
「デザインシンキング」は、デザイナーの思考プロセスを基に顧客の求めていることを把握し問題を解決していく考え方のことです。
AppleのマウスなどをデザインしたIDEO社がこの手法を提唱したことによりビジネスの場でも注目されるようになりました。
では、「デザインシンキング」とはどのようなものなのでしょうか。
先ず顧客のニーズがどのようなものかを理解するために「観察」をします。
顧客と同じ目線に立ち、時には同じ体験をし共感することで初めて潜在的なニーズを把握することができるとういわけです。
「デザインシンキング」のプロセスの中では、スタートの「観察」が最も重要な役割を果たします。
次に、ニーズを整理しながら問題を定義しその問題をもとにアイディアを発案していきます。
そして、最後に発案したアイディアをもとにプロトタイプを作り顧客のニーズにどれくらい近づけたかを評価しながらさらにアイディアを磨いていきます。
先程「デザインシンキング」の中で一番重要なことは、「観察」だと話しましたが、デザインシンキングを持たない人は顧客のニーズを探るといった課題が出た時に顧客の「観察」をせずにアンケートなどの統計データに頼りがちになってしまいます。
よって、結果をデータの数字だけで判断してしまうので顧客の潜在的なニーズを把握することができません。
深いニーズを把握するためにも「デザインシンキング」は大切です。
「デザインシンキング」によって従来のヒットを覆す大ヒット商品が誕生することもあります。
家庭用ゲーム機の販売メーカーにおいて新しいゲーム機考案のためにある家族を観察し、ニーズを探ると言う取り組みがなされました。
すると、ゲームがあることによって家族同士の会話が少なくなっているという気付きがありました。
そこで、問題定義として「ゲームをしながら家族のだんらんを楽しめるものはないか」と考えます。
そして、この問題を解決すべく「家族で楽しく体を動かしながら遊ぶゲーム機械はどうだろうか」というアイディアを発案しました。
最後にプロトタイプを使用してもらいながら改良を重ね、発売後多くの大人までをも虜にし大ヒット商品となりました。
このゲームが任天堂の「Wii」です。
このゲームは任天堂の社員を「デザインシンキング」で「観察」したことにより生み出すことができた商品だということです。
分かってはいるのですが、「デザインシンキング」は苦手な思考法な気がします…。
完璧を求めすぎたら、足元をすくわれますよ。
頭の良い人の思考法④ アートシンキング
実は、「アートシンキング」にははっきりとした定義がありません。
ですが、アートと名前がついているようにアーティストの思考法を取り入れたものということができます。
具体的には、「デザインシンキング」が顧客のニーズを重要視していたのに対し、「アートシンキング」はクリエイターである自分自身の意思や感情、アイデアや想像力を重要視しながら作品と言う名の商品を生み出す思考法です。
一見するとビジネスに不向きなように思えますが、常に新しいものが求められる現代では独創的でクリエイティブな発想が顧客のニーズに合致する事があります。
ただ単に顧客に求められるモノだけを作り続けていくのならば私達人間がやらずとも機械やAIで事足りると思いますが、時代に合わせたオリジナリティのあるものは顧客のニーズだけでは生まれません。
そこで、重要になってくるのが自分だったらどうするのか、どんなものが欲しいのか、どういったものを表現したいのかと言う考え方の「アートシンキング」です。
この「アートシンキング」をビジネスのシーンに当てはめると次のような例が考えられます。
ある二つの会社が新商品開発に乗り出しました。
A社はこれまでの顧客のニーズから商品を開発したので、他社が作る商品と同じような商品になってしまいました。
ですが、データ上ではこれが一番求められており人気も高かったため販売に乗り出しました。
対してB社は、ニーズを把握していても同じものでは売れないと判断し、「アートシンキング」の考え方で新しい自社ブランドの商品を開発し販売しました。
さて、成功したのはどちらの企業だったでしょうか。
実は、この問いに確たる正解はありません。
時代の流れによって同じ商品が引き続きヒットするかもしれませんし新しいものがブームを起こすかもしれないからです。
ですが、明らかなのは同じモノでのビジネスは競争率が高く生き残れなければ衰退も早いということです。
一時期大ブームとなった「タピオカ」を想像してもらえれば分かりやすいのではないでしょうか。
対して自分たちだけのオリジナルの商品を作った場合は、それをきっかけにイノベーションが生まれる可能性もあるということです。
きっと僕は、「デザインシンキング<アートシンキング」ですね。
自分の得意不得意に応じて、柔軟に切り替えていくことが何より素晴らしいよ!!
◎参考文献
・https://www.youtube.com/watch?v=8wkMa1dkf3o&list=PLR-Osv_5fxEFwmKUo6msyW9U3PcSxJ_UY&index=72
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