人生の「幸福度」に大きく影響を与えるモノ 3選
☆ポイント
・「自己決定感」「人間関係」「健康」が人生の幸福度に大きく影響をあたえる事柄のベスト3!!
・私達は、家族や恋人、友人関係などをできる限り大切にして日々を過ごすべきである。
・私達は、「運動」を定期的に行い、「食事」に気をつけて日々を過ごすべきである。
世の中にはたくさんの幸せになる方法があります。
そして、その多くは現代では、一つのステータスになっていたり、幸せの指標になっていたりします。
例えば、以下のようなものは誰しもが思い浮かべる「幸せの指標」の側面があるのではないでしょうか。
・学歴は高いほうが良い
・年収は800万くらいが良い
・睡眠時間は、6時間以上確保すべき
しかし前述した「幸せの指標」を全て持っていても、不幸だと感じる人は多く存在します。
では人が本当の意味で幸せになるためには、一体何が必要なのでしょうか
今回は、人生の幸福度に最も影響を与えるモノを三つ紹介します。
誰しもが幸せになりたいと願っていますよね!?
僕たちが生きる上で、大事にすべきモノは一体何なのでしょうか!?
きっと誠君も日頃、過ごしていて気付いていると思うけど、今回はそのベスト3を見ていこうか!!
「自己決定感」
人生の幸福度に影響をあたえるモノの第3位は、「自己決定感」です。
20~70歳の男女を対象にオックスフォード式の心理的幸福感を測る質問を用いて、行われた調査があります。
調査では、「学歴」「所得」「人間関係」などの人生の幸福度に影響を与えるであろう様々な要素が実際に人生の幸福度とどのくらい相関しているのかが調べられました。
20,005件のデータを分析しており、信頼性の高い調査と言えます。
また、日本人を対象に行われたため、私達に当てはまる確率は非常に高いと推測できます。
「自己決定感」とは、読んで字のごとく自分のことを自分で決めることです。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、私達は何かを決める中で他人の影響を大きく受けています。
大きな決定(進学・就職・結婚など)は他人からの助言を参考に決めることが多いと思いますが、小さな決定(買い物・余暇・旅行先など)も含め全て自分のことを自分で決めてきたという人はいないはずです。
特に、「自己決定感」という点で重要なのは、以下のような人生に関わる大きな決定です。
・中学から高校への進学
・高校から大学への進学
・新卒での就職
・結婚
その際に、親や他人の意見に流されるのではなくしっかりと自分の意思で決めたか否かということがとても大事になってきます。
筆者自身、流されて下した決定は時が流れた今でも思い出した際に悔しい想いをします。
「自己決定感」はなんと所得や学歴なんかよりもはるかに幸福度に影響をあたえるということも分かっています。
そのため、親に『大企業に行け』と言われてなんとなく就職するよりも自分がやりたいことがあるのならば、そちらを優先したほうが人生全体の幸福度としては高まりやすいと言えます。
もし収入が大企業を下回ることがあっても、自分で下した決断は幸福度を高めるというので驚きです。
つまり、「自己決定感」>「収入」と言えます。
理由としては、「自己決定感」はモチベーションとの関係が深いことが挙げられます。
自分で決めることで努力するモチベーションが高まります。
そして、目標達成の可能性も高くなります。
「自分で決めたことだから是が非でも成し遂げたい」という強い想いを感じたことはあなたもあるのではないでしょうか。
逆に自分で決めないと、どうせ「親が決めた事だから」とか「他人が決めた事だから」と、いくらでも言い訳ができます。
また、言い訳が生まれることでモチベーションも上がらず努力もしなくなってしまいます。
さらに、成果が出た場合でも自分で決めた場合は、達成感や自尊心が高まります。
例え、失敗したとしても自分で決めた場合は、後悔なく過ごせます。
以上のことからも自分の未来は自分で切り開くべきと言えます。
しかし、日本人は他国と比べこの「自己決定感」が低いという結果が出ています。
周りの意見に耳を傾けることはもちろん大切なのですが、自分の本心に忠実に進路を選択することはもっと重要であるということを知っておきましょう。
もちろん、自分のことは自分で決めるからといって、他人の意見を全く聞き入れないこととは違います。
何か大きな決定をする際は、できるだけ多くの人に相談し結果の良し悪しを天秤にかけ最善を選ぶようにしましょう。
自分の心に正直に生きることが大切なんですね。
けど、その単純なことが一番難しい気もします。
自分で決定できる範囲を広げていくことが一つの「幸せの形」なのかもしれないね。
単純なことほど実は難しかったりするよね。
「人間関係」
人生の幸福度に影響をあたえるモノの第2位は、「人間関係」です。
ハーバード大学の75年間にわたる研究でも「金」「学歴」「社会的地位」などよりも「質の高い良好な人間関係を築けているか」がはるかに幸福度に影響をあたえることが判明しています。
そのため、人を蹴落としてまで地位や名声を得ようとする行為は必要悪だといえます。
そんなことを考えるくらいなら、質の高い人間関係を作ることに体力や時間を投資したほうがよっぽど幸せになれるはずです。
家族や恋人、友人関係などのコミュニティーを疎かにせず、できる限り大切にして日々を過ごしたいところです。
また、孤独になると、論理的な推論能力が「30%」下がり、IQも「25%」も落ちたという研究もあるため、人間関係こそは大事にしていくべきだといえます。
先の項目で上げた「自己決定」で、最善の選択を決定する際にも相談できる人がいることはとても心強いことです。
「結婚」が幸せといわれるのには、自分の味方が増えて「人間関係」の面で幸福度が上がるからかもしれませんね。
だからこそ、結婚する相手は「性格」や「価値観」をより重視して自分の意思で決めなくてはいけないね!!
「健康」
人生の幸福度に影響をあたえるモノの第1位は、「健康」です。
ハバフォード大学の研究で、健康レベルが「普通」から「ちょっと体調がいい」に上昇したときの幸福度の上昇率は年収が平均値から上位「1%」に上昇した場合の幸福度の上昇率よりも「6531%」も大きいことが判明しています。
日本人の平均年収は「440万円」です。
それに対して、日本人の年収の上位「1%」は「1270万円」なので、平均年収から年収が「830万円」上がるよりも、ちょっと体調が良くなるだけで「65倍」も幸せになれるといえます。
年収を「830万円」上げることはなかなか難しいですが、少しの体調の改善ならば誰にでもできるのではないのでしょうか。
筆者がおススメする「健康」に関するお勧めの方法としては2つあります。
まずは、「運動」です。
運動することで得られる効果は、大きく以下のものがあります。
・健康に良い。
・頭が良くなる。
・睡眠の質も高まる。
・年収が高くなる傾向にある。
身体に負荷がかかり過ぎない程度に無理なくランニングしてみることはあなたの健康を大きく改善するはずです(速歩きなども有効)。
次に、「食事」です。
カップ麺が安価で手ごろだからと言って毎日食べていると、健康を害してしまいます。
お金よりも健康の方が「65倍」も大事なので多少手間はかかりますが、野菜を積極的に取り入れるなどして普段の食事にも投資するようにしましょう。
昨今の日本では、高血圧の発生数が軒並みに伸びています。
塩気の強い食べ物などは控えるようにしましょう(ポテトチップスやマクドナルドなど)。
「人間関係」や「健康」は一度失ってしまうと、取り戻すことがとても困難です。
常日頃から健全な状態を維持する努力を怠らないことが人生の幸福度を上げるためには、何より大切です。
「運動」と「食事」の他に僕たちが日常で気をつけられることはありませんか。
もう一つ挙げるなら、「睡眠」かな。
人間の一生のうちの「1/3」は、「睡眠」にあたると言われているからね。私達は自分たちが思う以上にベットの上で過ごしているんだよ。
参考URL 参考文献
・https://www.youtube.com/watch?v=yI8G3GqyTqQ
・https://www.youtube.com/watch?v=asE9oUDMhjg&t=517s
・Meat consumption and risk of incident dementia: cohort study of 493,888 UK Biobank participants(2021) Huifeng Zhang, Darren C Greenwood, Harvey A Risch, David Bunce, Laura J Hardie, Janet E Cade
・Fish consumption and risk of incident dementia in elderly Japanese: the Ohsaki cohort 2006 study Nozomu Tsurumaki 1, Shu Zhang 1, Yasutake Tomata 1, Saho Abe 1, Yumi Sugawara 1, Sanae Matsuyama 1, Ichiro Tsuji 1
・Dietary patterns and risk of dementia in an elderly Japanese population: the Hisayama Study Mio Ozawa, Toshiharu Ninomiya, Tomoyuki Ohara, Yasufumi Doi, Kazuhiro Uchida, Tomoko Shirota, Koji Yonemoto, Takanari Kitazono, Yutaka Kiyohara
コメント