・時間がなくて勉強が進まない…。
・もっと成績を上げるために効率の良い勉強法を知りたい。
・勉強して今の自分を変えたい。
この記事は、そんな疑問を抱いたことのある人のために書いています。
こんにちは!!
教育系ブロガーの陽です。
元塾講師の知見を活かして本ブログでは、数ある勉強法や手法について記事を書き進めていきます。
今回は、「科学的に効果がある勉強法3選」です。
科学的に効果がある勉強法3選
インターリーピング
勉強をする時、誰もが1つの内容だけに集中し学力の向上を図ろうとします。
例えば、英語の勉強の際に仮定法を何時間も勉強し続け、完璧になってから次に行くといったような具合です。
学校の授業の進め方や教科書では、その世にカリキュラムされているので致し方ない部分も多いかもしれません。
しかし、同じ内容をずっとやり続けるよりも、あえて違う勉強を挟む方が効率が良いことが分かっています。
違う内容をあえて挟む勉強の手法は「インターリーピング」と言われ、その効率の高さは研究でも明らかになっています。
2006年、カリフォルニア大学の研究ではたくさんの人に様々な絵を見せ、絵の特徴や作者を覚えてもらいました。
この際、グループを二つに分け、片方のグループは作者ごとにまとめて絵を学ぶ教科書のような進め方で覚えました(ブロック学習)。
もう片方のグループは作者関係なくばらばらに学ぶ「インターリービング」の勉強法を用いました。
その後、絵を見て作者を当てるというテストを行いました。
その結果、全社の正答率は、「ブロック学習」が『50%』、「インターリービング」の正答率は、『65%』と大きく差が開きました。
さらに、他の分野においても同様の結果になっていたそうです。
例えば2015年に南フロリダ大学で数学の勉強をしてもらった研究では、「ブロック学習」より「インターリービング」の方が成績が良かったことが分かっています。
研究者によれば、複数の情報を関連付けて記憶することができると学習効率が上がるとのことでした。
「インターリービング」では、複数の勉強を並行して進めると言う特徴があります。
学んだことがどんどん関連付けされ、より記憶に残りやすいのです。
しかし、注意点が二つあります。
一つ目は、複数の勉強を並行して進めるのが良いといっても、全く異なる分野の勉強では「インターリービング」の効果を活かしづらいということです。
例えば、英語の仮定法を学ぶ場合は、料理やスポーツといった全く関係のない内容を挟むのではなく、同じ英語の文法の関係詞や動名詞を挟むのが好ましいといった具合です。
もちろん文法だけに限らず、英語の長文読解や英作文を挟むのも良いと思います。
二つ目は、一度に多くの内容を挟むのも良くないということです。
一度に多く詰め込み過ぎると、逆にマルチタスクの要素が強くなってしまい脳がオーバーヒートしてしまいます。
まずは、3つの内容をピックアップし20分ずつ時間を区切って解いていく方法が勉強においては効率が良いでしょう。
勉強は必死に覚えようとするより、思い出すことを繰り返した方が記憶に残ると聞いたことがあります。
あえて忘れてみるという手法だね。
さらに、インターリービングで関連付けも行えばより確かな知識とすることができるよ。
アウトプット重視
誰もが行う勉強法の一つに、「教科書を繰り返し読む」や、「マーカーを引く」といった方法があります。
しかし、これらの勉強法の効率はあまり良くありません。
2006年、ワシントン大学の研究によれば、単に書いたり読んだりして覚えるよりも記憶の中から情報を思い出すほうが記憶が強化されることが分かっています。
また、2008年パドュー大学の研究でも同様にスワヒリ語を勉強する際、単に単語を暗記するというインプット重視の勉強よりも、一度覚えた単語をテストを通じて思い出すといったアウトプット重視の勉強のほうが長期間記憶に残りやすいことが分かっています。
つまり、教科書や単語帳を何回も読むのではなく、問題集を解いたりフラッシュカードを使ったりする方が記憶に残りやすく効率が良いのです。
アウトプットでは、具体的に何をすればよいのでしょうか。
覚えた内容を人に話すのが簡単にできるアウトプット方法だね。
人に教えるということは、より深く学ぶことにも通じるからね。
無理に相手を作らずとも古層の相手に目をつぶりながら説明するのもおススメだよ。
他には、覚えた内容を思いつくままに紙に書き出してみることなどがおススメだよ。
アウトプットから始める
以前習った内容とはいえ、テスト前になればほとんど習った内容を忘れていたという経験は多くの人がした事があると思います。
また、テスト勉強ではまず教科書を読み、インプットしてから問題集を解き始めるという人も多いのではないでしょうか。
しかし、あえて教科書を読む前に問題集を解くというアウトプットから始める勉強法はその後の勉強効率を上げる働きがあります。
もちろん、問題演習から始めた手前、間違いが多くなってしまうこともあるでしょう。
しかし、答えを思い出そうとする作業や、間違いになった箇所を後なら思い出し納得する過程で脳が刺激され、単に教科書を読むときよりも記憶に残りやすくなるのです。
間違いや失敗というのは一見ネガティブなイメージがありますが、逆に失敗や間違いを経験したからこそ記憶に定着するということも多くあるのです。
テストを受けてから復習すると、テストを受けた時のことを思い出しながら学習することができますね。
冴えてるね!!
それこそがアウトプットから始める勉強の神髄だよ!!
イメージとして記憶に結びつけることもできるし効果は抜群だよ。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] しっかり情報を記憶するためには、覚えた事柄を書きだしたり話したりするアウトプットが欠かせません。 […]