勉強に音楽は必要か!? 勉強中に音楽を聴くデメリットと活用法について

勉強に音楽は必要か!? 勉強中に音楽を聴くデメリットと活用法について

・勉強しながら、音楽を聴いた事がある方。
・音楽を聴きながらの勉強の可否の答えを知りたい方。
・勉強に音楽を活かしたいと思っている方。

 

この記事は、そんな疑問を抱いたことのある人のために書いています。

こんにちは!!教育系ブロガーの陽です。

元塾講師の知見を活かして本ブログでは、数ある勉強法や手法について記事を書き進めていきます。

今回は、「勉強中に音楽を聴くデメリットと活用法について」です。

 

☆ポイント
・音楽を聴きながらの勉強は、記憶力を落とし集中力を下げる。
・歌詞が入っていないカラオケバージョンでも、頭の中で歌詞を想像してしまうため勉強時に聴いてはいけない。
・音楽は、休憩時間に聴くと集中力が向上する。
目次

勉強しながらの「音楽」はアリなのか   Ans.絶対にダメ

音楽を聞きながらの勉強は必要外の情報も脳に入れる事になるので、脳にとっては無駄でしかないと言えます。

また、科学的にも自然音を除いたあらゆる音楽は記憶力を落としたり集中力を下げる効果があると認められています。

つまり、基本的に勉強は無音でやるのが好ましいと言えます。

たまに、音楽を聴くようにしてから勉強が続くようになったという人もいます。

音楽には気分を良くする効果があるので勉強が続きやすいとも言われています。

しかし、記憶のスピードを計測した実験では、音楽を聴くと記憶力が格段に下がったということが証明されています。

つまり、音楽を聴くと長時間勉強できる可能性はあるものの、記憶力や集中力は下がり、勉強の根本である記憶には結び付かないと言えます。

☆ポイント
・音楽を聴きながらの勉強は、記憶力を落とし集中力を下げる。
・自然音を除き、基本的に勉強は無音でやるのが好ましい
・音楽には気分を良くする効果があるので勉強が続きやすいとも言われている。→長時間勉強できるかもしれないが、効率は最悪。

僕の周りにも、音楽を聞きながら勉強している人が多数見受けられます。

せっかく勉強しているのに、非常にもったいないね。

 

勉強しながら「自然音」を聞くのはアリなのか   Ans.理論的には大丈夫

無音だとどうしても集中できないという人もいると思います。

このような人の特徴として緊張が強すぎて疲れてしまい、集中が続かないということが挙げられます。

そのような状態に陥らないように有効とされているのが自然音です。

自然音を聴くことで、集中力を上げ過ぎず下げ過ぎない状態を保つことができます。

自然音は、緊張が高まりすぎて疲れてしまう人の集中力を最適化することができると言われています。

しかし、試験などの場合は基本無音の状態で行われます。

音楽どころか自然音ですら、テストの最中には聴くということはできません。

なので、普段の勉強中も無音という状態になれておくのが良いと言えます。

勉強のとっかかりとして、自然音などを聴いて慣れてきたら無音にするというのが理想と言えるのではないでしょうか。

☆ポイント
・無音だとどうしても集中できないという人は、自然音を聴くとよい
・自然音を聴くことで、集中力を上げ過ぎず下げ過ぎない状態を保つことができる。
・勉強に自然音を用いる場合、とっかかりとして自然音などを聴き、慣れてきたら無音にするというのが理想。

自然音は、アリなんですね。

無音で集中できない時は、とっかりとして役に立つということだね。

無音でも、集中できるのがベストだよ。


 

勉強中に「音楽」を聴くデメリット① 歌詞があるとパフォーマンスが低下する

2012年の輔仁大学の研究では、歌詞のあるBGMは作業者の注意とパフォーマンスを低下させることが分かりました。

そのため、歌詞のある音楽を勉強中に聴くのはやめておくべきと言えます。

例えば、日常で二人の人に同時に話しかけられ、それぞれにうまく対応するということはなかなか難しいですよね。

音楽を聴きながらの勉強も同じような状況にあると言えます。

また、マルチタスクは人間の生産性を激減させることが研究により明らかになっています。

音楽を聴くということは自分で意図的にマルチタスクに誘導しているような側面があるといっても過言ではないでしょう。

また、音楽を聴くと思わず口ずさんでしまうことも多いと思います。

流行りの曲などは馴染みが深い分、聴いているだけで知らず知らずのうちに集中力を費やしてしまうことになります。

歌詞が入っていないカラオケバージョンでも、頭の中で歌詞を想像してしまうので勉強中に聴くのはご法度です。

言わずもがなかもしれませんが、テレビを見ながらやラジオを聞きながらの勉強も同様のことが言えるでしょう。

例!!
・紅蓮華→NG
・紅蓮華(カラオケVER)→NG
・自然音→ギリギリOK
・無音 →Best

☆ポイント
・歌詞のあるBGMは作業者の注意とパフォーマンスを低下させる。
・音楽を聴くということは、意図的にマルチタスクに誘導している側面がある
・歌詞が入っていないカラオケバージョンでも、頭の中で歌詞を想像してしまうので勉強時に聴いてはいけない。

歌詞が入っていないBGMなら大丈夫かとも思ったのですが、甘かったです・・・。

テンションが上がるのは、良いんだけど歌詞がある曲だとBGMでも思わず口ずさんでしまうよね。

流行りの曲はノリがいい分、集中力を阻害するよ。

 


 

勉強中に「音楽」を聴くデメリット② 内向的な人ほど悪影響を受けやすい

イェブレ大学の研究では、ポップミュージックを聴くか静かな環境で認知テストを行った場合、内向的な人と外交的な人ではどのような差が出るかという調査が行われました。

認知テストの一つ目は、即時早期と遅延早期を必要とする記憶テスト、もう一つは読解力のテストでした。

その結果、ポップミュージックは両グループの即時想起テスト(瞬時に思い出すテスト)に悪影響を及ぼしました。

また、少し間の明けた遅延想起のテスト(時間をおいて思い出す)では、外交的な人よりも内向的な人の方がより劣っているという結果になりました。

さらに、ポップミュージックを聴きながら、読解力のタスクを行った内向的な人は外交的な人よりもより成績に悪影響が出たことが分かりました。

つまり、何かを覚えたり物事を解釈したりといった認知的なタスクを行う時は出来る限り音楽は避けたほうが良いと言えます。

また、自分が内向的だと感じているのであれば、音楽は聴かない方が賢明です。

勉強中に音楽を聴くと認知能力が下がるのは火を見るよりも明らかです。

音楽を勉強に活用したいと考えるなら、休憩中に聴いてテンションが上がってきたら勉強を開始するというように活用するのが良いでしょう。

☆ポイント
・ポップミュージックを聴きながらの勉強は、悪影響が大きい。
・ポップミュージックを聴きながら、読解力のタスクを行った場合、外交的な人よりも内向的な人に悪影響が出た。
・音楽を勉強に活用するのを考えるなら、休憩中に聴くと良い。

音楽の効果は、性格にも左右されるんですね。

内向的な人の方が悪影響を受けるようだね。

けど、ポップミュージックが両グループの即時想起テストに悪影響を及ぼしたことを考えると、やっぱり音楽を聞きながらの勉強はやってはいけないね。


 

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