最近、覚えた知識を関連付けて覚えられていない気がする…。
誠君は社会人まで使えるという汎用性が高い「マインドマップ」というノート作りの手法を知っているかな⁉
マインドマップ作り方
あなたは、マインドマップを知っていますか。
聞いたことや見たことはあるけど、作ったことがないという人が多いのではないでしょうか。
マインドマップは、まとめたい事柄や本題を一番上に据えてそこから連想される事柄を買いにまとめていくというシンプルな仕組みとなっています。
マインドマップで大事なのは階層構造を作ることにあります。
階層構造で知識を整理し自分の知識の置き場所を知るのが大切です。
ちょうどディレクトリ構造でファイルを格納する様子に似ています。
階層構造を利用し、優先順位をつけながらノートを作るというわけです。
この手法を用いることで記憶に網羅性を持たせることができます。
また、落書きは記憶に残りやすいという研究もあるので、覚えたいところには積極的に絵を付け足すとよいでしょう(ノート作成の際は、自分の理解が足りていないところこそ絵を描くようにする)。
マインドマップでは、階層構造を作って優先順位を考えることも重要ですが、さらに大切なのは作ったマインドマップを繰り返し見返すことです。
他の記事でも説明していますが、反復こそが脳への記憶の最善です。
マインドマップでもこの点は忘れないようにしましょう。
また、リライトをすることで記憶の定着が増すことも分かっています。
マインドマップ目からうろこのような方法です!!
「ドラゴン桜」でもメモリーツリーという呼び名で使われていたことがあるよね。
大人のためのノート術 マインドマップ
あなたは大人になってからノートをまとめるという経験がなくなってはいませんか。
以下のような野心を抱く方は少なくないと私は考えています。
・成果を上げたい
・年収を上げたい
そんな方にこそ私はノートをとっていただきたいと考えています。
実は、年収を高めるためには、積極的に自分の知識をノートにまとめることが有効だということが言われています。
ノートを活用するためには、目的を認識してそれに準じたノートをとることが必要です。
一方で、もしあなたがテストで点を取りたいと考えているのならノートの取り方もさることながら問題集をやった方が効率が良いかもしれません。
ノートをとる目的はざっくり以下の点にあります。
・理解を促してくれる
・記憶を定着させてくれる
・理解して記憶した内容が想像力につなげる
実は、マインドマップは科学的な正当性も認められています(中程度~大程度)。
2006年にサイモンフレーザー大学が行ったメタ分析では、過去の事例から質の高いノートテイキングによる55件のの実験を取り出し、5818人分のデータを解析し、マインドマップが勉強に使えるかどうかを調べました。
本研究では、マインドマップを作りながら、本やテキストを読んだ場合と何もしない場合とを比べました。
その結果、前者には「中程度~大程度」記憶の定着があることが認められ、記憶の定着には3倍くらいの差があったそうです。
読書や勉強で学んだ内容をマインドマップに落とし込むと絶大な効果を発揮することがこの研究から分かります。
マインドマップでノートを作成することは、理解度も高まるし定着も良くなるのです。
本研究では、創造性までの調査はなされていませんが、理解と記憶を促してくれるなら創造性も高めてくれることが容易に想像できます。
また、インプットにもアウトプットにも使えるのがマインドマップの大きな特徴です。
インプットとアウトプットを同時にこなせるとは、器用な手法ですね。
社会人の方にこそ覚えてほしい手法なのはここだけの話にしとこうか(笑)
マインドマップが適さない人の特徴
逆に欠点をあげるなら、マインドマップの効果は個人差が大きいことでしょう。
改善が見られない人も中にはいたそうです。
学習レベルが高い人、認知機能が高い人はマインドマップを使おうが使わまいが効果はあまりなかったということも同時に分かっています。
認知のサポートツールとしてマインドマップという手法が存在するということは覚えておきましょう。
そんな方は、頭の片隅に入れていざ使う場面が来たら活用してみるとよいでしょう。
すごい手法なのに万人受けのやり方ではないのか…。
マインドマップが適さない場合は、それなりの研鑽を重ねて自分のやり方を確立したような人格者だから私たちが心配するまでもないけどね(笑)
コメント