今回は、早起きするために必要なことを整理していこう。
早起きするメリット
朝の時間の使い方が一日を決める一つのターニングポイントになります。
また、朝起きてからの2・3時間は脳のゴールデンタイムと言われています。
眠っている間に私たちの脳は整理整頓され、起きたときにはすっかり整ってきれいな状態になっています。
だから、同じ仕事でも夜ではなく朝取り組むことでサクサク進むようになります。
さらに、そうやって朝時間を有効活用すれば、「朝からこんなに仕事が捗ったから、今日はやれる気がする」と、朝からモチベーションを一気に高めることができます。
つまり、朝からやる気に満ちた状態で1日をスタートできるわけです。
早起きして順調なスタートを切れば、その後もモチベーションが高い状態が続き、1日を有意義に過ごすことができます。
☆ポイント
・起床後、2・3時間は脳のゴールデンタイムである。
・早起きして順調なスタートを切れば、1日を有意義に過ごすことができる。
前日の夜にやりたいことをリスト化する
日々、やりたいことが皆さんにもあると思います。
一日を効率的に過ごすためには、やりたいことを眠りにつく前にリスト化することがおススメです。
例えば、昨日買った本を読みたい、資格試験の勉強をしたい、などといった具体的な目標をスマホのメモやノートに箇条書きで書き出してみましょう。
リストを作ることで早起きする目的を明確にすることができます。
実は、早起き習慣が身についている人ほど、早起きをすることを目的にしていないことが多い傾向にあります。
彼らは、運動したいから早起きするのようにやりたいことをやるために起きてます。
早起きというのは、行動する時間を確保するための手段に過ぎないというわけです。
だから、あなたも早起きする目的を明確にしておけば、やりたいことにも取り組めるようになるでしょう。
また、ワクワクした気分で目覚めることができるはずです。
人間は基本的に、やりたいことをやるために動くものです。
不快なことから逃げるために行動を起こすこともありますが、大抵は楽しみなことがあるから動くものです。
やりたいことをリスト化することは、行動を起こす理由を作ることになります。
楽しみなことがあるから早起きしたくなる、この心理状態を作り出せれば、スムーズに朝でも起きることができるようになるでしょう。
☆ポイント
・眠りにつく前にやりたいことをリスト化すると、一日を効率的に過ごすことができる。
・行動する時間を確保するための手段として早起きがある。
・やりたいことをリスト化すると、ワクワクした気分で目覚めることができる。
睡眠パターンを固定する
なるべく決まった時間に起きて寝るように心がることが早起きの習慣を作るためには重要です。
例えば、22時には寝て5時半には起きるというようにマイルールを決めてしまうのがおススメです。
人にはサーカディアンリズムというものがあります。
サーカディアンリズムとは、いわゆる体内時計のようなものです。
通常、朝起きて昼に活動し、夜に眠るという24から25時間で1周する生活リズムを私たちは送っています。
そして、サーカディアンリズムは日光を浴びることでリセットされ、一日のリズムが一定に保たれるようになります。
しかし、不規則な生活を続けてしまうと、リズムが崩れて睡眠にも大きなダメージを与えてしまいます。
不規則な生活は眠る時間のずれを起こすと言われています。
その結果、睡眠の質が落ちて早起きできなくなります。
毎日7時間睡眠をとることを決め、時間も固定するのが早起きするためには必要です。
そうすることで、睡眠の質が保たれ、早起きもしやすくなるはずです。
最低でも睡眠時間は6時間以上を心掛けるようにしましょう。
また、自分にとって最適な睡眠時間を探すことも大切です。
☆ポイント
・マイルールを決め就寝時間と起床時間を固定すると、早起きしやすい。
・不規則な生活は、睡眠の質を下げてしまう。
・最低でも睡眠時間は6時間以上を心掛けるべきである。
就寝前に軽くストレッチする
寝る前のストレッチをして体をメンテナンスしてあげることで、睡眠の質が上がり、翌朝もスッキリと起きられるようになります。
ストレッチを取り入れることで、起床後は体が軽くなっているのも感じられるはずです。
特に、普段デスクワークで椅子に座っている時間が長い人は、腰や肩に疲れがたまりやすいことが分かっています。
ベッドの上で軽くストレッチをするだけなら、準備するものも要らないのですぐに行うことができます。
また、習慣化することで、「ストレッチをする=寝る準備」と体が認識するようになり、ストレッチをすると自然と眠くなるようになるでしょう。
ただし、就寝前のストレッチにおいてトレーニングのときのようにじっくり時間をかけて行うのはやめましょう。
じっくり時間をかけて行う逆にと体に負担がかかり、かえって寝つきが悪くなってしまいます。
あくまで軽くということを意識しましょう。
☆ポイント
・寝る前にストレッチを行うと、睡眠の質が上がる。
・時間をかけてストレッチを行うと逆に寝つきが悪くしてしまうので注意が必要。
朝は集中力が必要な仕事を行う
早起きの方法について触れてきましたが、朝の時間の活用法についても解説していきます。
起きてから3時間というのは脳が最も活動的になっている状態です。
集中力や思考力を必要とする仕事や負荷のかかる仕事は、朝に行うと効率的です。
午後になると、どうしてもやる気がなくなってくるので、比重の重い仕事は朝のうちに片付けたほうが良いでしょう。
朝のうちに今日やる仕事を一覧にして、脳を使う仕事とそうでない仕事に分け、取り組む順番を決めるのがおススメです。
時間を配分することで、よりスムーズに仕事をすることができるようになります。
頭が働かない時間帯に、一生懸命頭を使う仕事をしていても時間ばかりかかってしまいます。
例えば、企画書の作成や、新しい提案を考えるといった仕事は、朝のうちに行ったほうが良いでしょう。
朝は集中力が高いだけでなく、アイデアも湧きやすい傾向にあります。
☆ポイント
・集中力や思考力を必要とする仕事は、朝に行うと良い。
・午後になると、どうしてもやる気がなくなってくる傾向がある。
・時間配分に気を付けることで、スムーズに仕事ができる。
朝は最高の状況なんですよ。
時間を区切り作業する
朝に限った話ではありませんが、時間を短く区切り作業することも効果的です。
何かに取り組むときは、ストップウォッチやアラームなどを使って、時間を短く区切りながら作業を進めていくと良いでしょう。
時間を短く区切ることで、集中力が途切れにくくなり、集中力を保ち続けたまま、作業を進められるようになります。
遠くに1つだけ締め切りを設けるよりも、小さな締め切りがいくつもあったほうが、集中力は切れにくくなります。
夏休みの宿題にも同様のことが言えます。
31日までに終わらせなさいと言われたら、期間の長さを理由に油断してしまい、結局、ギリギリまで放置してしまうという経験がある人は多いでしょう。
しかし、読書感想文は7日までに、自由研究は10日までにといったように、それぞれの締め切りが決まっていたら、気合を入れて取り組むことができます。
締め切りまでが長いと、途中で怠けてしまうのは人間の性ともいえるのです。
小さな締め切りをたくさん作っておくことで、集中力を保ち続けたまま、作業を進めていくことができます。
☆ポイント
・時間を短く区切り、作業することが効率を上げる。
・締め切りまでが長いと、途中で怠けてしまうのは人間の性である。
環境を変える
朝の時間を有効活用するためには、家以外の場所に移動することがおススメです。
早起きして勉強したい場合は、カフェなどに移動するのが良いでしょう。
もちろん、家で勉強することもできますが、家の中には集中力を妨げるものがたくさんあります。
例えば、勉強しなければならないのに、本棚にある漫画に目が行ってしまったり、水を取りに行ったついでにテレビをつけてしまったりという具合です。
誘惑に打ち勝つためには、無駄な意志力を使うよりも、初めから自分を誘惑するものがない環境に移動する方が効果的です。
カフェで勉強すれば、手の届くところに漫画やゲームがないので、家で勉強するよりも集中しやすくなります。
また、少しざわざわした空間の方が完全に静まり返った空間よりも、集中しやすいという人もいます。
一方で、静かすぎる場所だと眠くなってしまうことがあるので、自分に合った環境を見つけることが大切です。
自分がやりたいことがある場合は、それに適した空間に移動することで、やるべきことに集中しやすくなり、朝の時間を有意義に使うことができるでしょう。
☆ポイント
・早起きして勉強したい場合は、カフェなどに移動するのがおススメである。
・集中できる環境には個人差があるので、自分に合った環境を見つけることが大切。
参考文献
・https://www.youtube.com/watch?v=oCpWDS1BhGM&list=WL&index=6
・https://www.youtube.com/watch?v=3aGvwI_Wf9o
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